5党が安倍政権打倒に『頑張ろう』と気勢

2016年2月21日 13:42

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記事提供元:エコノミックニュース

 社会民主党の党全国大会が20日、都内で始まり、安保法制廃止法案を国会に共同提出した民主、共産、維新、生活の代表、幹事長らが出席、壇上で、安倍政権打倒、参院選挙勝利、安保法制廃止へ向け『頑張ろう』と気勢を上げた。

 民主党の枝野幸男幹事長は「昨日の歴史的な日を迎えての今日です。5党ともに政策に違いがあるが、この国が直面している3つの危機(立憲主義の危機、国民生活の危機、民主主義の危機)を食い止めるという点で5党が一致している。勝手に憲法解釈を変えて社会が成り立つはずがない」と強く安倍政権の憲法9条解釈の変更を閣議決定した行為やこれにもとづいた安保法制を強行採決で成立させたことを非難した。また、経済の現状について「中間層がどんどん崩れていっている。貧困層の暮らしがますます苦しくなっている」と生活の危機を指摘した。枝野幹事長は「結束し、この危機を乗り越えようではありませんか」と呼びかけた。

 また、枝野幹事長は「民主党幹事長として議席を少しでも増やしたいと思っているが、それ以上に、自公とその補完勢力を最少化させるか、そちらが最優先」と自公・補完勢力に勝つことを最優先に判断していく決意に会場から拍手が湧いた。

 維新の党の今井雅人幹事長は「社民党のみなさんと政策的には随分違うところもあるが、今、一番怖いのは安倍政権の強引な政権運営だ」とし、NHKトップの挿げ替えから指摘した。今井幹事長は「自民党右派がNHKは左によっているとし、安倍さんの友達をトップにした。色んな問題が起きている。安倍政治を叩くとすぐに(メディアの)社長に電話を入れ、文書で抗議し、やめさせろということをやっている。こんなこと許されるはずがない」と批判。

 また、今井幹事長は「安倍総理は外部の有識者、第3者委員会がやっているので、我々がやっているのではないというが、有識者会議のメンバーをみると安倍総理の友達ばっかりだ」と客観性の問題も提起。「それで、さも民主主義でやっているようなことをいう。このような人を我が国のリーダーにしておくのは本当に危険だ」と政権打倒の必要をアピールした。そのうえで「参院選挙と総選挙は民主主義を取り戻す選挙だ」と訴えた。(編集担当:森高龍二)

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