学校教育、夜間や土曜の補充指導も重要では―安倍晋三首相

2016年2月6日 22:10

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記事提供元:エコノミックニュース

安倍晋三総理は4日の教育再生実行会議で「学校現場で習熟度別指導などの取り組みが広く行われているが、子ども一人ひとりの状況を見ると、必ずしも十分に力を伸ばせていない子どもも存在するのは事実」と認めたうえで「少人数によるきめ細かな授業やICTを活用した個別学習、さらには夜間や土曜の補充指導も重要ではないか」との考えを示した。

 学力差に応じた教育については、会議では一人ひとりに応じた指導内容・方法として、習熟度別少人数指導や小学校高学年での教科担任制などが論点に。また授業以外の場の活用としては「補習、地域未来塾など教育委員会等による学習支援の場の充実等」の方法などが論点にあがっている。

 このほか、高校などでの教育段階では「単位制を活かした選択幅の広いカリキュラムと質の保証、専門高校などの強化」の在り方について議論を深めることとしている。また、ICTの効果的な活用や人材確保、教育環境の整備も課題として議論の対象になっている。

 安倍総理は「一人ひとりの個性を大切にする教育を充実していくことが必要」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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