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今年の韓国映画は“二極化”、観客動員数500万人以上の作品に注目
観客動員数1000万人という記録をひと月で2作品が達成した今年の韓国映画の成績は、どのような状況だったのだろうか。写真:映画『ベテラン』スチールカット[写真拡大]
観客動員数1000万人という記録をひと月で2作品が達成した今年の韓国映画の成績は、どのような状況だったのだろうか。
12月26日に公開された映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークの集計によると、23日を基準とした韓国映画の観客数は約1億827万人であり、外国映画の観客数1億95万人より732万人多かった。
韓国映画の観客占有率は51.7%であり、外国映画の48.7%よりやや高い。
今年の韓国映画の観客占有率は昨年の50.1%より上回っているものの、2012年の58.8%、2013年の59.7%に比べると、観客動員力はまだ回復できていないといえる。
興行上位100位までのうち、韓国映画は49作品、外国映画は51作品であり、ほとんど変わらない。
今年劇場で上映された韓国映画は537作品、外国映画は1494作品であるということを考えると、韓国映画は興行に成功したということになる。
観客数別で見ると、1000万人を超えた映画が、『ベテラン』(1341万人)、『暗殺』(1270万人)の2作品だ。外国映画では、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(1049万人)のみが1000万人を上回った。
1000万人を超えた映画を含め500万人以上の大ヒット作となった韓国映画は7作品であり、外国映画の4作品よりも多かった。
昨年末に封切られた『国際市場で逢いましょう』(891万人)、現在も上映中の『内部者たち』(658万人)、ソン・ガンホ、ユ・アイン主演の『思悼』(625万人)、論争を巻き起こした『延坪(ヨンピョン)海戦』(604万人)、悪魔祓いの儀式をモチーフにした『黒い司祭たち』(544 万人)が今年の興行をリードした韓国映画だ。
外国映画では、新しいスタイルのスパイ映画『キングスマン』(613万人)、『ミッションイン:ポッシブル』シリーズの新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(613万人)、『ジュラシック・パーク』の続編『ジュラシック・ワールド』(555人)が観客を集めた。
観客動員数が200万人から400万人のややヒットした韓国映画は8作品であり、外国映画の11作品より少なかった。
キム・ミョンミンとオ・ダルスが共演した『朝鮮名探偵2―失われた島の秘密』(387万人)、キム・ウビンと2PMのジュノが主演した青春コメディ『二十歳』(304万人)、1978年に釜山起こった誘拐事件を映画化した『極秘操作』(286万人)、クォン・サンウがコミカルな演技を披露した『探偵なふたり』(263人)が善戦した。
追跡スリラー映画『悪のクロニクル』(219万人)、イ・ミンホが初めて主演を務めた『江南 1970』(219万人)、冬期の観客を集めている『ヒマラヤ』(208万人)、恋人の姿が毎日変わるという斬新な設定の『ビューティー・インサイド』(205万人)も観客に愛された。
観客動員数が辛うじて100万人を超えた映画は、韓国映画と外国映画が同数で8作品であった。
ドキュメンタリー映画で上位100位に入った韓国映画は、『あなた、その川を渡らないで』(96万人)と『犬どろぼう完全計画』(26万人)の2作品にとどまった。どちらも昨年封切られた映画ということを考慮すると、興行に成功した韓国のドキュメンタリー映画は、実際はなかったことになる。
外国映画では、今年のヒット作『セッション』(159万人)を含め、4作品が上位100位圏に含まれた。
※この記事はKstars提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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