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戦争の事を知り、考えを深めていく事大切と陛下
天皇陛下は23日、82歳の誕生日を迎えられた。午前11時から皇后陛下とともに一般参賀にお応えになる。午後から安倍晋三総理や衆参両院議長、最高裁長官らの祝賀を松の間で受けられ、豊明殿で天皇・皇后両陛下は宴会の儀、その後、春秋の間での茶会の儀で各国外交使節団長らから祝賀を受けられる。
天皇誕生日に先立っての記者会見で、陛下は「この1年を振り返ると様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います」と語られ「年々、戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います」と平和を願う思いを示された。
また、かつて日本の委任統治領だったパラオ共和国を皇后陛下とご一緒に訪ねられたことに触れられ「空から見たパラオ共和国はサンゴ礁に囲まれた美しい島々からなっています。しかし、この海には無数の不発弾が沈んでおり、今日、技術を持った元海上自衛隊員がその処理に従事しています。危険を伴う作業であり、この海が安全になるまでにはまだ大変な時間のかかることと知りました。先の戦争が島々に住む人々に大きな負担をかけるようになってしまったことを忘れてはならないと思います」と心を傷められた。
また、陛下は82歳になられ「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」とされた。陛下は「来る年が人々にとって少しでも良い年となるよう願っています」と語られた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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