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日米の注目経済指標:米国は9年半ぶりの利上げ実施へ、日銀は現状維持
*15:06JST 日米の注目経済指標:米国は9年半ぶりの利上げ実施へ、日銀は現状維持
12月14日-18日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■14日(月)午前8時50分発表予定
○(日)日銀短観12月調査-予想は大企業製造業DIは+11
参考となる9月実績は、大企業製造業DIは+12、大企業非製造業DIは+25だった。12月については、業況判断指数(DI)は大企業製造業が+11、大企業非製造業は+23と予想されており、前回との比較でやや悪化する見込み。中国の経済減速が悪化の理由になるとみられている。
■15日(火)午後10時30分発表予定
○(火)11月消費者物価コア指数-予想は前年比+2.0%
参考となる10月実績は前年比+1.9%。家賃、医療費の上昇が物価上昇に寄与した。11月については、家賃や医療費の上昇が続いていることから、コア指数の上昇率は2%に達する可能性がある。市場予想は妥当な水準か。
■16日(水)日本時間17日午前4時結果判明
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は0.25ポイントの利上げ
イエレン議長は3日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言し、「家計支出の伸びは今年、特にしっかりしている」と指摘。自動車販売は強く、住宅価格や株価の上昇が負債の減少と相まって米国民の家計改善に寄与しているとの認識を示した。11月の雇用統計内容はまずまず良好であり、今回のFOMC会合で利上げが決定される公算。
■18日(金)決定会合の終了予定時刻は未定
○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想は金融政策の現状維持
日本銀行の黒田総裁は、欧州中央銀行などが採用しているマイナス金利(政策)を日銀が採用する考えはないとの見解を示している。量的・質的金融緩和の効果は現れているとの判断を維持しており、今回の会合でも金融政策の現状維持が決定される見込み。ただし、声明内容を点検する必要はありそうだ。
その他の主な経済指標の発表予定は、15日(火):(米)10月ネット長期TICフロー、16日(水):(米)11月住宅着工件数・11月住宅建設許可件数、(米)11月鉱工業生産、17日(木):(日)11月貿易収支、(米)7-9月期経常収支。《FA》
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