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シリーズ型ハイブリッドEVシステム搭載の日産製SUVコンセプト フランクフルトショー
レーサーサイクルから着想を得て開発した日産SUVコンセプト「Nissan Gripz」。ドアはガルウィング式のフロントドアと、後ろヒンジのリアハーフドアを採用。かつてのマツダRX-8のようなBピラーがない2+2のクーペともいえそうなドアアレンジ[写真拡大]
日産自動車は15日、ドイツ・フランクフルトで開催中のフランクフルトモーターショー(9月15日~16日プレスデー、一般公開は9月17日~27日)において、クロスオーバーSUVのコンセプトカー「Nissan Gripz Concept (ニッサン・グリップス・コンセプト)」を世界初公開した。
欧州と日本のデザイナーが共同でデザインした同車は、コンパクトクロスオーバーの斬新なデザインと最先端のハイブリッドEVパワートレーンによる運動性能と実用性、そしてスポーツカーのワクワク感とパフォーマンスを兼ね備える。次期「日産ジューク」のスタディモデルとの噂もある。いずれにしても、日産が新たに打ち出した未来のコンパクトクロスオーバーの姿を予感させるコンセプトカーである。
「ニッサン・グリップス」は、サイクリストが通勤用と同じ自転車でオフタイムにサイクリングを楽しむように、ドライバーは、同じ車で平日には街中を走り、週末には山道でのドライブを楽しむというコンセプトで開発。コンパクトクロスオーバーの特徴を残しながらスポーツカーのようなシルエットとした。
同車のパワートレーンは、電気自動車(EV)の技術をベースにしたシリーズハイブリッドEVシステム「Pure Drive e-Power」を搭載する。同システムの大容量モーターは日産リーフと同じで、最高出力80kW、最大トルク254Nmを実現している。駆動に必要な電気はガソリンエンジンで発電。「Pure Drive e-Power」には、日産が長年のEV開発で培った制御技術が統合されており、このシステムにより、圧倒的な静粛性と優れた燃費効率、そして、スムーズでリニアな加速が可能だという。
このコンセプトカーは、レーサーサイクルの「ハイテクでありながらシンプル」というふたつの相反する魅力に着想を得たという。シャシーはカーボンフレームで構成され、そのうえにカーボン製ボディパネルをかぶせている。デザインのいたるところでむき出しのカーボンが使われており、特徴的なディテールを強調している。ドアはガルウィング式のフロントドアと、後ろヒンジのリアハーフドアを採用。かつてのマツダRX-8のようなBピラーのない2+2のクーペともいえそうなドアアレンジとした。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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