オムロン、赤ちゃんの様子などをスマホに知らせるカメラセンサ 「家族目線」を新発売

2015年8月26日 06:39

印刷

「ヒューマンビジョンコンポ 家族目線(HVC-C2W)」(オムロンの発表資料より)

「ヒューマンビジョンコンポ 家族目線(HVC-C2W)」(オムロンの発表資料より)[写真拡大]

 オムロンは25日、表情や視線、動作など人の状態を認識して、情報をスマホなどに送信するネットワークカメラセンサ「ヒューマンビジョンコンポ 家族目線」を発売すると発表した。価格は29,800円(税込)。9月11日に「amazon」で販売を開始し、9月中には「楽天市場」でも発売する。

 スマホやタブレットを使って、家で寝ている赤ちゃんや帰宅した子ども、離れて暮らす家族、留守番中のペットの様子などを確認することができる。搭載されたセンシング機能により、状態や動きを検出してプッシュ通知機能で知らせるので、常にスマホを見ている必要はなく、赤ちゃんがぐずりそうな時や子どもの帰宅といった必要なタイミングで通知される。また、同社独自の顔画像センシング技術「OKAO Vision」により、細かな表情の変化や仕草も見ることができる。

 さらに、アプリケーションを使うことで、病院や学校などの公共施設での見守りや、小売り、飲食といった店舗のマーケティングなど、用途に合わせて利用できる。

 発売と同時に提供される専用アプリケーションの第1弾は、赤ちゃんを見守る「家族目線 赤ちゃん」、ペットを見守る「家族目線 ペット」。その後、見守る対象を家族全体へと広げ、高齢者や子ども、留守宅を見守る「家族目線 おるすばん(仮称)」を公開する予定。また、客層分析、人数カウント、個人認証などが簡易に実現できるHVC-C2W基本操作アプリケーションの提供も行っていく。

 検出・推定機能は13機能(顔検出・手検出・人体検出・ペット検出・動体検出・音声検出・顔認識・性別推定・年齢推定・表情推定・顔向き推定・視線推定・目つむり推定)。

 大きさはカメラセンサ部:幅70mmx奥行42mmx高さ70mm/スタンド取付時(直立状態):幅70mmx奥行67mmx高さ147mm。重量はカメラセンサ部100g、スタンド取り付け時総量287g。(記事:町田光・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事