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強行採決できない状況作ろう―民主・岡田代表街頭で訴え
民主党の岡田克也代表は23日、国会前での安保法案阻止集会であいさつし「延長国会、あと1か月。この1か月を如何に頑張るかが大事だ」と国会勢力では圧倒的多数の与党に対決するため、国会の内と外で共闘し、強行採決できない状況を作り出そう」といっそうの共闘を呼び掛けた。
岡田代表は「労働法制の改悪、安全保障法制の成立を阻止、法案廃案へ、民主党、一人ひとりの議員が全力を挙げてがんばる」と改めて訴え、支持・協力を求めた。
岡田代表は「安保法案はこの2カ月間の議論で、法案に反対、憲法違反だという声が10ポイントも高まった。残り1カ月、さらにしっかり私たちも国会で戦っていきますが、皆さんも声を挙げていただきたい。憲法違反の安全保障法制、絶対に通すわけにはいかないという声はますます強まっている。もっともっと声を強くしようではありませんか。国会の中と外でがんばることで、強行採決が出来ない状況を作り出して行きましょう」と熱く訴えた。
また、小林節慶応大学名誉教授(憲法学者)も集会に参加、街頭でマイクを持ち「憲法9条1項は戦争を放棄している。2項では軍隊持てない、交戦権は使えないと書いている。(9条の)好き嫌いは別にし、おかげで我が国は戦争のしようがないからしないできた。政府・自民党はそのことを専守防衛と言ってきた。海外派兵の禁止、海外での戦争の一体化の禁止、自民党が(9条の枝葉で)立ててきた。それを法律で憲法をひっくり返すという信じがたい暴挙にでた」と政府・与党(自民・公明)を批判。
小林名誉教授は「アメリカは自分から戦争を仕掛ける国。アメリカがしかけられた戦争はほとんどないはず」とも提起し、安保法案が違憲であること、アメリカ追従の安倍政権を強く問題視した。
小林教授は「(さきの総選挙で、与党は)3割の得票で7割の議席をとった。だから、今度はナチスに学んだ自公に学んで、野党は4割の得票で8割の議席をとり、今回の政府・与党の暴挙を一切チャラにして頂きたい」と強く訴えた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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