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衆院の安保法案審議での総理出席率は33%
安倍晋三総理は21日の参院安保特別委員会で、生活の党の山本太郎共同代表から、安保法案への国民の理解は深まったと思うかと質され「世論調査などによると、残念ながらまだまだ国民の理解も進んでいるといえない状況だろう(と思う)。様々な点で誤解もされているのだろう(と思う)。審議を通して、誤解を解きながら国民の理解を得るべく努力していきたい」とした。
山本共同代表は安倍総理が安保法案の審議が参院安保特別委員会で審議されているにもかかわらず、休暇をとっていたことに疑問を呈した。「国会の延長に1日約3億円かかるといわれているのに、過去最長の95日間の会期延長をし、10本の法案を1本にまとめて、この国会で通そうとしている総理が、休暇とはどういうことか。総理1人だけ夏休みをとるなんて、だれも納得していない」と断じた。議場から「そうだ」「いいこと言う」などの野次が飛んだ。
山本共同代表は「衆議院で安保法案が審議されたが、総理の出席率は33%程度だった」と指摘。「一番、法案を通したがっている最高責任者が出席したのが3割程度。国民の皆様の理解を得るために自ら説明したいと言ったのは総理だ。毎日でも、法案審議に出てきてくださいよ」と総理自ら審議に毎回参加し、自ら答弁するよう求めた。
安倍総理は「委員会の運営は委員会の皆さんでお決めになることであり、要請には行政府の長として応じなければならない。予算委員会など様々な委員会があり、同時に、この法案(安保法案)には担当大臣がいるので、担当大臣が責任を持って、法案について答弁していく。私は総理として大所高所から意見を求められたときにこの委員会に出てきている」と答弁した。
山本共同代表は「少なくとも1週間に1度、委員会に出てくる気持ちはあるのか」と尋ねた。安倍総理は「委員会から出席を求められれば、当然、出席する義務を負う」と答弁。山本共同代表は「説明する気概さえ感じない。委員会ルールを横において、気持ちを尋ねたのだが、本人の気持ちをもう一度ききたい」と質した。安倍総理は「ルールは横に置けない」と答弁。
これに山本共同代表は「ルールを守る、その姿にはしびれたが、憲法違反の法案を通そうとしている姿は何なのか。ルールを横に置いて考えているじゃないですか」と返した。そのうえで、理事会で総理の出席時間を多くするよう協議を要望した。鴻池祥肇委員長は理事会で対応することを約した。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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