中国の金準備1658トン、国別5位に浮上=WGC

2015年8月7日 13:04

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記事提供元:フィスコ


*13:06JST 中国の金準備1658トン、国別5位に浮上=WGC
中国の金準備は、ロシアを抜いて世界6位の規模に浮上した。8月の保有量は、1658.1トンに上る。国別では米国、ドイツ、イタリア、フランスに次ぐ世界5番目に上昇した。国際通貨基金(IMF)は3位となっている。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が6日に更新したデータで明らかにされた。

ただ、外貨準備に占める比率は1.6%と低い。事前の予想では、中国は外貨準備の3%超(3000-5000トン)を金で保有しているとみられていた。

中国の金準備比率は、ブラジルの0.7%、韓国の1.1%、マレーシアの1.3%より大きい。半面、米国の73.7%、ドイツの67.6%、イタリアの66.0%、フランスの64.7%などを大きく下回っている。

中央銀行の中国人民銀行は7月17日、今年6月末時点の金準備が5332万オンス(約1658トン)だったと発表した。中国が金準備の具体的な数字を公表するのは、2009年以降で初めて。09年4月末の1054トンから604トン増加している。

人民銀は今回、IMFの「特別データ公表基準(SDDS)」に基づいて情報を公開した。このSDDSは、各国が外貨準備に関する情報を開示する際の指針となるもの。IMF基準の採用で情報の透明性をアピールし、SDR(特別引出権)構成通貨への人民元採用を促す狙いだ。

【亜州IR】《ZN》

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