エルニーニョ現象が発生しても冷夏になるとは限らない?

2015年8月7日 11:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 東太平洋の赤道付近海域で海面水温が高くなる現象は「エルニーニョ現象」と呼ばれている。エルニーニョ現象が発生すると日本は冷夏になる傾向があると言われているが、この2つが強く関連し合う時期と、あまり関連がない時期が数十年周期で繰り返されているという研究結果が発表された(毎日新聞)。

 海洋研究開発機構や東京大などの研究チームは、過去117年分の日本と台湾の気圧や、日本のコメの収穫量、中国・長江の流量などのデータを解析。その結果、2000年代以降は両者の関係が弱まってきており、「現在は夏の予報が困難な時期になっている可能性がある」いう結果になったそうだ。関連が強い時期はエルニーニョの状況から国内の夏の気候を予測しやすく、弱い時期は難しくなると考えられるとしている。

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