(中国)未婚女性の卵子冷凍保存は違法、政府当局が見解

2015年7月30日 09:18

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:22JST (中国)未婚女性の卵子冷凍保存は違法、政府当局が見解
ある女性芸能人の「卵子冷凍保存」ニュースをきっかけに、中国の出産適齢期を超えた独身女性たちの間で最近、同手術に対する関心が高まっている。しかし、政府当局の国家衛生計画生育委員会は「法律によって中国国内での卵子冷凍保存手術は禁止されている」と指摘し、注意を促している。参考消息報が27日付で伝えた。

同手術に関心を寄せている女性の多くは35歳以上。「卵子が“老化”しないうちに冷凍し、将来健康な子どもを産みたい」というのが彼女たちの願いだ。

しかし中国は「人類補助生殖技術管理弁法」を2001年に制定。卵子冷凍保存ができるのは、がん治療のために抗がん剤を投与する場合などに限定した。一般には認められていない。

医療関係者も「冷凍手術の技術は確立されつつあるものの、まだ10年の歴史もなく、広く行われているわけではない」と指摘した。政府当局の「臨床手術の安全性と有効性を確保する段階にある」との見解を裏付けている。

【亜州IR】《ZN》

関連記事