(中国)深セン航空機で男が放火、乗客ら緊急脱出

2015年7月27日 13:26

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記事提供元:フィスコ


*13:26JST (中国)深セン航空機で男が放火、乗客ら緊急脱出
中国民用航空局によると、26日未明、浙江省台州市発・広東省広州市行き深セン航空ZH9648便で着陸直前、中年の男が機内の設備に放火し、乗務員らに取り押さえられた。27日付新京報などが伝えた。
同便は26日午前1時ごろ、広州白雲空港に着陸。乗客95人と乗組員9人がスライダーで緊急脱出した。その際、乗客2人が軽傷を負った。
男は40~50歳。機体後方のエコノミークラスに座っていたが、着陸直前にファーストクラスのある機体前方へ移動。持っていた新聞にライターで火を付けた。まもなく、刃渡り約20センチの刃物を振り回しながら通路を歩き「動くな」などと叫んで乗客を脅したという。その後20分ほど騒動が続いたが、最終的には乗員と乗客が協力し、男を取り押さえた。
航空専門家は「男はライター、刃物などを持っていた。台州空港の安全検査に重大な欠陥があった」と指摘している。事件は着陸直前の「魔の10分間」と呼ばれる時間帯に起きており、大惨事につながる恐れもあったという。

【亜州IR】《ZN》

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