日米の注目経済指標:日米の注目経済指標:FOMC会合で9月利上げの有無に言及か

2015年7月25日 15:09

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記事提供元:フィスコ


*15:13JST 日米の注目経済指標:日米の注目経済指標:FOMC会合で9月利上げの有無に言及か
7月27日-31日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■27日(月)午後9時30分発表
○(米)6月耐久財受注-予想は前月比+2.5%
参考となる5月実績は-2.2%。ただし、航空機を除く非国防資本財は増加している。6月については、航空機受注の減少が一服するとの見方があり、全体の数字は前月比で増加する見込み。市場予想は妥当な水準か。

■29日(水)日本時間30日午前3時結果判明
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は金融政策の現状維持
15、16日に行われたイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言では、年内に利上げを行う見通しであることが示された。7月のFOMC会合で利上げが行われる可能性はゼロに近いものの、9月利上げの有無について何らかの見解が示される見込み。慎重なペースで利上げを進めることについても、今回の会合で何らかの見解が示されるものとみられる。

■30日(木)午後9時30分発表
○(米)4-6月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+2.5%
参考となる1-3月期確定値は前期年率-0.2%に上方修正された。個人消費支出の上方修正が寄与した。4-6月期については、小売売上高、企業在庫、住宅着工、鉱工業生産、雇用などの数値などを参考にすると年率2%台のプラス成長になる見込み。なお、アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」は、17日時点で前期比年率+2.4%と予想している。

■31日(金)午前8時30分発表
○(日)6月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+0.1%
参考となる5月実績は前年同月比+0.1%、また、先行指標となる6月の東京都区部消費者物価コア指数は、前年比+0.1%だった。物価上昇率は鈍化しつつあるが、物価下落の状態が長く続くとの見方は少ない。為替相場の動向などを考慮すると市場予想は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、28日(火):(米)5月S&P/ケース・シラー総合-20、(米)7月消費者信頼感指数、31日(金):(日)6月完全失業率《FA》

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