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中国:6月乗用車販売は1%減、株価急落で消費マインド委縮
*13:39JST 中国:6月乗用車販売は1%減、株価急落で消費マインド委縮
中国株式マーケットの急落が新車販売市場にも負の連鎖を引き起こしている。全国乗用車市場信息聯席会が8日発表した統計によると、今年6月の国内乗用車販売台数は、前年同月に比べて1%減少。乗用車需要が比較的高まる6月としては、11年ぶりに前年割れを記録した。株価急落が消費者の購買心理に影響。消費マインドを委縮させたとみられる。毎日経済新聞が9日付で伝えた。
同協会によると、夏季の自動車購入は例年、買い替え需要で大きなウエートを占める。しかし今年はマイカーの買い替え計画を先送りする消費者が増加した。この背景には、株価急落が個人消費を冷え込ませていることがあるという。
ある自動車ディーラーによれば、株式に投資する顧客の間では、納車を拒否したり、購入注文をキャンセルしたりする事例も出てきた。株価下落により運用資金が急激に目減りしたことを警戒したためとみられる。
減速感の強まる中国新車販売市場にとって、個人消費の落ち込みは一段の下押し圧力になると懸念される状況だ。全国乗用車市場信息聯席会に統計によると、今年上半期(1~6月)の中国乗用車販売台数は、前年同期比7%増の953万台と伸び悩んだ。前年同期(14.6%)と比べて7.6ポイントも低い伸びにとどまっている。SUVとミニバンは好調だったが、市場の6割を占めるセダン市場の低迷が重し。セダンの販売は、6.3%減の583万1000台に落ち込んだ。
なかでも中・小型セダンで不振が目立つ。セグメント別のセダン販売台数は、「A」(ミドル)が5%減の355万8000台、「A0」(コンパクト)が14%減の85万台、「A00」(ミニ)が32%減の13万9000台となっている。一方、SUVとミニバンの上半期販売は、それぞれ48%増の182万8000台、17.4%増の86万2000台に拡大した。
【亜州IR】《ZN》
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