中国:上海FTZでコーヒー取引センター発足、3年内のアジア最大めざす

2015年7月8日 09:39

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記事提供元:フィスコ


*09:42JST 中国:上海FTZでコーヒー取引センター発足、3年内のアジア最大めざす
上海自由貿易区(上海FTZ)内で6日、コーヒーの取引センターが発足した。インターネットを活用したコーヒーの電子取引プラットフォームとなる。ニューヨーク、ロンドンに継ぐ世界3位。向こう3年内にアジア最大のコーヒー取引所となることを目指す。労働報が7日付で伝えた。

中国のコーヒー市場は、相対的に小さいものの、年率平均25%のハイペースで拡大中。上海に取引センターが築かれるのは、潜在的な需要を取り込む上で望ましい立地といえる。

専門家の予想によると、中国のコーヒー消費市場は2020年に1兆人民元規模に成長する見通し。10年内に米国を抜いて、世界最大の市場に躍進する可能性もあるという。

中国では雲南省でも、今年1月に雲南コーヒー取引センターが運営開始された。雲南のコーヒー栽培面積と生産量は、中国全体の98%を占める。雲南産コーヒー豆の7割は海外に輸出される。

【亜州IR】《ZN》

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