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中国:当局が空売り規制か、「貸株業務を一時停止」とのうわさ
記事提供元:フィスコ
*09:54JST 中国:当局が空売り規制か、「貸株業務を一時停止」とのうわさ
株価の急落に歯止めをかけるため、中国当局が空売り規制に乗り出すもようだ。近く証券会社に対し、貸株業務の一時停止を求めるという。一部ブローカーはすでに、本日から業務を暫定的に停止しているようだ。現地メディアが3日、消息筋情報として伝えた。
本土マーケットで株価が急落するなか、当局は矢継ぎ早の対応策を実施。今月1日の夜には、現行の担保比率(※)について、証券ブローカー自らが決定できるように修正。A株取引所税や名義書換料を引き下げる方針も明らかにした。これに先だつ6月27日には、中国人民銀行(中央銀行)が景気のテコ入れと株式相場の安定化を狙い、政策金利と預金準備率の同時引き下げを発表している(28日付で実施)。ただ、その後も株価は下げ止まらず、上海総合指数は本日(3日)も一時7%超の下げを見せる場面があった(日本時間午後2時5分現在は1.31%安)。
貸株業務の停止に関しても、実際の株価抑制効果には懐疑的な見方が示されている。ある市場関係者は、足元で空売りが増加している状況について、貸株の規模は小さく、株価指数先物の裸売り(ネイキッド・ショート・セリング)こそが問題だと指摘した。
※担保比率=(現金+信用証券口座内証券の時価)/(貸付代金金額+貸付株券売却時価+利息とその費用)。同比率は現在、130%以上に維持するよう定められている。これを下回った場合は、2営業日以内に追加の担保、保証金を差し入れなければ強制決済される。
【亜州IR】《ZN》
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