5月の外食売上高、3ヶ月ぶりに前年を上回る

2015年6月30日 11:13

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

2015年5月の5月の外食売上高(全店ベース)が3ヶ月ぶりに前年を上回った。

2015年5月の5月の外食売上高(全店ベース)が3ヶ月ぶりに前年を上回った。[写真拡大]

 ゴールデンウィーク中の天気が全国的に恵まれ、家族によるファミリーレストランの利用が増加したことなどが要因して、2015年5月の5月の外食売上高(全店ベース)が3ヶ月ぶりに前年を上回った。日本フードサービス協会は25日、15年5月の外食産業市場動向調査の結果を発表。それによれば、5月の外食売上高は前年同月比0.8%アップという結果であった。ただし増加幅はわずかであり、このまま現状を維持して来月も前年を上回ることができるかどうかに関心が高まっている。

 日本フードサービス協会の発表によれば、客数は前年同月比2.9%ダウンであり、これで16ヶ月連続でマイナスとなった。客単価は前年同月比3.8%アップであり、これで25ヶ月連続でのプラスとなった。

 業態別に見てみると、「ファストフード」の売上高は前年同月比3.0%ダウンであり、これ6ヶ月連続でのマイナス。「ファストフード」では前年同月比を下回る傾向が続いており、客数も前年同月比5.9%ダウンであった。客単価は前年同月比3.1%アップという結果であった。また「ファストフード」のうち洋風の売上は、異物混入問題などの影響により前年同月比10.9%ダウンと大きな落ち込みをみせた。

 「ファミリーレストラン」の売上高は前年同月比6.6%アップという結果であり、これで25ヶ月連続でのプラスとなった。客数は前年同月比3.1%アップ、客単価も前年同月比3.4%アップという結果であった。「パブ・居酒屋」の売上高は前年同月比7.3%ダウンで、これで3ヶ月連続のマイナス。客数は前年同月比7.5%ダウン、客単価は前年同月比0.2%アップという結果であった。

 「ディナーレストラン」の売上高は前年同月比8.3%アップという結果であり、これで15ヶ月連続でのプラスとなった。客数は前年同月比4.5%アップ、客単価は前年同月比3.6%アップという結果であった。「喫茶」の売上高は前年同月比2.5%アップという結果であり、これで9ヶ月連続でのプラスとなった。客数は前年同月比0.4%ダウンであり、客単価は前年同月比3.0%アップとなった。(編集担当:滝川幸平)

■関連記事
夏のボーナス ITデジタル家電購入意欲と海外旅行が増大
7割の夫が「お小遣い制」、3万円以下が64%
独身男女の大半が合コンにもデートにも行っていない
【百貨店、専門店業界の2015年2月期決算】地域、業態、企業によって強気と弱気が交錯
深夜から撤退する外食、なぜコンビニは24時間営業を続けるのか?

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事