ギリシャ債務協議は最終決断へ

*22:09JST ギリシャ債務協議は最終決断へ
　ユーロ圏財務相会合（ユーログループ）のダイセルブルーム議長は「ギリシャとのギャップは埋めることが可能」との見解を表明し、ギリシャ政府と債権団の債務協議で合意が形成されることは可能であることを示唆した。イタリア首相は土曜日の合意に自信を見せているとの話も伝わっている。

　しかしながら、ショイブレ独財務相は記者団に対して「協議が前進するどころか後退した」と伝えており、合意形成が大変難しくなっていることを指摘している。ギリシャ政府は「ギリシャは信頼できる財政政策を提案している」と語っており、債権団の理解を求めているようだ。

　27日に行われるギリシャ政府と債権団の協議で合意できなかった場合、29日の金融市場はギリシャの債務不履行やユーロ圏からの離脱などの可能性を想定した相場展開となる可能性がある。《MK》