香港議会が選挙改革案を否決、「普通選挙」の導入見送り

2015年6月18日 15:04

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記事提供元:フィスコ


*15:06JST 香港議会が選挙改革案を否決、「普通選挙」の導入見送り
香港の立法会(議会)で18日、2017年の次期行政長官選挙をめぐり、香港政府が提出
した制度改革案が否決された。立法会議員70人のうち、決議に出席した議員はわずか
37人。反対28人で、可決に必要な3分の2以上の賛成を得られなかった。反対票を投じ
た28人のうち、27人は民主派議員。親中派の多数が採決直前に退席している。
中国主導で決められた今回の改革案は、「普通選挙」の導入が認められる一方、
民主派の立候補が事実上排除される仕組み。香港ではこれに反発する動きが強まり、
民主派団体によるデモが連日で続いていた。決議が行われたこの日も、立法会周辺で
反対派による集会が開かれている。
民主派団体は昨年も2カ月以上にわたる抗議行動を展開。幹線道路や繁華街を占拠
した経緯がある。

【亜州IR】《ZN》

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