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中国:アリババがオンライン教育に本格参入、A株上場の鳳凰伝媒に出資
記事提供元:フィスコ
*08:45JST 中国:アリババがオンライン教育に本格参入、A株上場の鳳凰伝媒に出資
Eコマース(電子商取引)中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)は、オンライン教育市場への本格参入を目指す。上海A株上場のメディア企業、江蘇鳳凰出版伝媒(601928/SH)に出資する方向で、調整が順調に進んでいるという。アリババの持株比率は32%となる見込み。近く正式発表される予定だ。現地メディアが12日伝えた。
省政府傘下の江蘇鳳凰出版伝媒は、紙媒体の出版・発行(取次・販売)や電子媒体の運営などを手がける。また、オンライン教育関連のシステムやコンテンツでも豊富な実績を持ち、「鳳凰優課」など国内各地の学校で導入されている商品も多い。さらに先月21日には、親会社から北京鳳凰学易科技公司を買収し、オンライン教育事業を強化する方針を明らかにしている。
アリババは江蘇鳳凰出版伝媒と共同で、オンライン教育事業を本格展開化していきたい考えだ。将来的には、同社を買収する可能性も指摘されている。なお、アリババはこれまで、英会話学習サイトを運営するチューターグループ(TutorGroup)などに投資している。
アリババは1999年に馬雲氏が設立。03年に開設した「淘宝網」が大成功を収め、業績を急成長させた。「淘宝網」や「天猫(T−Mall)」など傘下サイトの取引総額は、14年6月末までの1年間で1兆8330億人民元に膨らんだ(国内シェア約7割を占め、世界トップクラス)。企業間取引(B2B)にも強く、B2Bシェアで最大の「アリババ・ドットコム」を傘下に擁する。14年9月、ニューヨーク市場に株式上場した。
【亜州IR】《ZN》
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