アップルミュージック登場 - 定額で3,000万曲以上の中から音楽が聴き放題

アップルが提供する新ストリーミング・サービス、「アップルミュージック(Apple Music)」が2015年6月9日(火)にアメリカで発表された。アメリカでは、2015年6月30日(火)より3ヶ月間の無料メンバーシップを開始。その後はアメリカで月額9.99ドルの料金で継続できる。2015年6月現在、日本での開始日、価格は未定だ。

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■アップルミュージック

アップルミュージックでは、3000万曲以上という膨大な音楽コレクションの中から、お気に入りの曲やアルバム、プレイリストが定額で聴き放題になる。

このアプリケーションの大きな魅力のひとつは、アップルミュージック自体がユーザーに代わって選曲してくれるところ。ユーザがプレイリストを聞き込むほどにユーザの嗜好に基づく曲目を作り出すことが可能になる。世界中の音楽エキスパートが選ぶ曲から、自分だけのお気に入りプレイリストを見つけていく楽しみ方が新しい。

またSiriも、ユーザが音楽を探すことを手伝ってくれる。例えば、「1994年のベストソングを再生して」や「FKA twigsのベストソングを再生して」あるいは「2011年2月のナンバーワンソングは何？」といったことを聞くだけで、すぐに目当ての曲やプレイリストが見つかる。これらの機能で、音楽の見つけ方や聴き方、楽しみ方が大きく変わりそうだ。

■アップルミュージック・ラジオ

アップル初となる音楽と音楽文化に完全に特化したラジオステーション、「アップルミュージック・ラジオ」では、「Beats 1」が提供する24時間ノンストップのリスニング体験が。

ロサンゼルスのZane Lowe、ニューヨークのEbro Darden、ロンドンのJulie Adenugaなど、影響力のあるDJたちが世界中のリスナーに、クオリティの高いプログラムを提供する。また、独占インタビューやゲストによる番組、世界のホットな音楽の話題なども聴くことができる。

■アップルミュージック・コネクト

「アップルミュージック・コネクト」では、アーティストとファンがアップルミュージックを通じて、お互いにダイレクトにつながれる。アーティストは歌詞やバックステージの写真、ビデオだけでなく、最新曲までもアーティストのiPhoneからダイレクトにファンに共有することが可能になる。

そしてファンは、アーティストの投稿にコメントを付けたり、お気に入りに加えたり、また、メッセージアプリケーションや、Facebook、Twitterなどを使って共有することも。ファンがコメントを付ければアーティストが直接それに応えることもでき、より親密なファンとアーティストのつながりを構築する。

音楽と私たちのつながりを大きく変えそうな新サービスの今後に注目が集まる。

【詳細】

アップルミュージック

提供開始日：本国2015年6月30日(火)〜iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows PCで利用可能。日本での正式な開始日程は未定。

※Apple TVおよびAndroidスマートフォン向けのApple Musicサービスの提供開始は今秋を予定。

価格：月額9.99ドル(アメリカ) ※日本での価格は未定。