「確信」:ラガルドIMF専務理事とイエレンFRB議長とドルブル派

2015年6月5日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 「確信」:ラガルドIMF専務理事とイエレンFRB議長とドルブル派
ギリシャ政府は、本日の国際通貨基金(IMF)への約3億ユーロの債務返済を先送りし、6月分の合計約16億ユーロを一括して6月末に支払うことを要請した。


しかしながら、ラガルドIMF専務理事は、本日の債務返済を「確信(confident)」している、と楽観視している。


3月と4月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、利上げ開始の条件は、労働情勢と物価情勢に対して「合理的な確信(reasonably confident)」が生まれた時、と表明されている。


本日発表される米国5月の雇用統計が予想通り(失業率:5.4%、非農業部門雇用者数:+22.6万人)ならば、コアインフレ率+1.2%では「確信」は得られなかったものの、雇用情勢では「確信」が得られることになるのかもしれない。


2人の女性の「確信」が無くなるのは、ギリシャが債務返済を先送りし、雇用統計がネガティブ・サプライズとなった場合であり、ドル・円の「強気派」の確信も無くなることになる。《MY》

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