IMFが「人民元は過小評価されている」との見解を見直しか

2015年5月5日 10:34

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記事提供元:フィスコ


*10:34JST IMFが「人民元は過小評価されている」との見解を見直しか
国際通貨基金(IMF)が近く、人民元に対する「過小評価されている」というスタンスを変更する模様だ。

ここ10年「人民元は過小評価されている」との立場を貫いてきたIMF。ただ、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、その評価を今後、「合理的な価値」に変える方針という。人民元に対する再評価は、数カ月以内に正式発表する見通しだ。

IMFはまた、10月に特別引出権(SDR)の構成通貨に人民元を加えるかどうかを審議する予定となっている。

一方、米国政府は先週、人民元に対して依然として「極めて過小評価されている」との認識を示したばかり。IMFによる人民元の再評価が、米国政府の長期にわたる中国の為替政策批判の勢いを弱めることにつながるのかが注目される。

【亜州IR】《ZN》

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