3月の消費者マインドは「持ち直している」に上方修正=内閣府

2015年4月17日 15:35

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消費者態度指数と各消費者意識指標の推移を示す図(一般世帯、季節調整値、内閣府「平成27年3月実施調査結果:消費動向調査」より)

消費者態度指数と各消費者意識指標の推移を示す図(一般世帯、季節調整値、内閣府「平成27年3月実施調査結果:消費動向調査」より)[写真拡大]

 内閣府が17日発表した3月の消費動向調査によると、一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は前月の40.9から0.8ポイント上昇して41.7となり、4カ月連続で前月を上回った。消費者態度指数を構成するすべての項目で指数が上昇し、内閣府では、消費者態度指数の動きから見た3月の消費者マインドは、前月の「持ち直しの動きが見られる」から、「持ち直している」に上方修正した。また、物価の動きについては、一般世帯の1年後の消費者見通しは「上昇する」と見込む割合が8割を超えている。

 消費者態度指数を構成する意識指標を見ると、「暮らし向き」に関しては、1月に低下した後、2、3月と2カ月連続で上昇した。「収入の増え方」についても、2カ月連続の上昇となった。雇用環境指数では、昨年12月以降連続上昇している。また、「耐久消費財の買い時判断」に関しても4カ月連続上昇している。

 2015年4-6月期のサービス等の支出予定の動きを、「今より増やす予定」と回答した世帯割合から「今より減らす予定」と回答した世帯割合を引いた数値(サービス支出DI)で見ると、教養費などの自己啓発IDは前期のマイナス10.2%から、今期はマイナス8.8%と上昇している。このほか、スポーツ活動費、コンサート等の入場料、遊園地等娯楽費、レストラン等外食費、家事代行サービスなどの各DIはいずれも上昇している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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