3月の街角景気、現状判断は4カ月連続上昇―緩やかな回復基調続く

2015年4月8日 16:00

印刷

景気の現状判断DIの推移を示す図(内閣府「景気ウォッチャー調査より」)

景気の現状判断DIの推移を示す図(内閣府「景気ウォッチャー調査より」)[写真拡大]

 内閣府が8日発表した3月の景気ウォッチャー調査によると、景気の現状判断指数(DI)は52.2で、前月比2.1ポイント上昇した。4カ月連続の上昇である。横ばいを示す50の水準を2カ月連続で上回った。先行きを示すDIも前月比0.2ポイント上昇の53.4が見込まれ「景気は緩やかな回復基調が続いている」とされている。

 景気ウォッチャー調査は、全国11地域を対象に、家計動向、企業動向、雇用等の代表的な経済活動項目を観察できる2050人を選定して行われる。調査の実施は、各地域の調査機関に委託される。

 景気の現状判断指数のうち、家計動向関連は50.8、企業動向関連は52.7、雇用関連は59.4といずれも50のレベルを上回った。家計動向の中では、小売、住宅関連がそれぞれ50を下回ったものの、飲食及びサービス関連は50を上回った。

 2~3カ月先の景気の先行きに対する判断指数は、住宅や製造業関連で50を下回ったものの、雇用や非製造業、小売、飲食関連、サービス関連などいずれも50を上回った。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

関連記事