ギリシャより権謀術数を込めて:ワシントンからモスクワへ

2015年4月8日 09:43

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記事提供元:フィスコ


*09:43JST ギリシャより権謀術数を込めて:ワシントンからモスクワへ
4月5日、バルファキス・ギリシャ財務相は、ワシントンを訪問してラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事と会談し、9日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)の融資4.5億ユーロの返済を確約した。

そして、ギリシャは、ドイツに対して、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる占領で受けた損害賠償額は2787億ユーロとの試算を公表した。


本日、4月8日は、ツィプラス・ギリシャ首相がモスクワを訪問し、プーチン露大統領と会談する。

プーチン露大統領は、クリミアに次ぐ地中海への橋頭堡として、ギリシャのピレウス港の長期借用を望んでいる。

そして、ユーロ圏財務相会合は、本日、ギリシャに関して、作業部会を開催する。


国際支援団がギリシャの構造改革案を承認して、救援資金の残金72億ユーロの融資を実行しなければ、ギリシャの国庫は、20日頃に空になる、と報じられている。《MY》

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