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【木村隆の相場展望】海外投資家は先物を売る、一本調子の上げにブレーキ
(3月30日~4月3日)
一本調子の上げにブレーキがかかってきた。東京証券取引所が発表した3月3週の投資家別株式売買状況によると、外国人投資家は6週連続の買い越しとなり、買越額は1334億円だった。個人も9週ぶりの買い越しで、買越額は95億円だった。ただ、個人は現金が804億円位の買いとなる一方、信用では708億円の売り越だ。
反対に、信託銀行は1346億円の売りこし。売り越しは3週連続で売り越し額も前週の倍以上。GPIFの売りという懸念もあるが、まだ買い余力はあると見ていい。問題は先物市場。海外投資家は2154億円の売り越しに転じた。解消売りの先駆けとみられ、前週の週末2日間の売りにつながった模様だ。
アメリカも不調だ。思ったほどには企業業績の向上が見られず、投資家の失望感が強まっている。それと最大の関心事は、ドル高に一服感がでたことも響いている。しかし,これは9年以上に及ぶ米国株の上昇相場で繰り返されたこと。今回も難なく吸収することが予想される。
4月の新営業年度に入るということもあり、今週は注目の週となりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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