【中国の視点】台湾のフォックスコン:再びシャープに秋波、月内にも出資計画提示か

2015年3月24日 08:42

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記事提供元:フィスコ


*08:42JST 【中国の視点】台湾のフォックスコン:再びシャープに秋波、月内にも出資計画提示か
電子機器受託生産(EMS)世界最大手、富士康科技集団(フォックスコン)が再びシャープ<6753>に秋波を送ったもようだ。外電によると、富士康はシャープとの協力関係を引き続き模索していると発言。パートナーシップの構築や技術移転などを含めて検討する姿勢を示したという。

富士康は、シャープとの提携について、ウインウイン関係を前提とした出資だと発言。また、経営参加および持続的な利益の確保なども不可欠だと強調した。早ければ今月中にも買収価格を提示すると示唆した。

一方、シャープの広報部は今月21日、富士康との接触がないと発表。ただ、富士康が3年前の株式購入契約を守ってくれれば、富士康の出資を検討すると回答した。

なお、富士康は2012年3月、669億円でシャープの株式10%を取得することに同意したが、シャープの業績悪化に伴う株価の急落でこの買収案が白紙に戻った。シャープは富士康のほか、 米半導体大手クアルコムや韓国サムスンなどにも資金支援を模索した。《ZN》

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