経済産業省、女性の活躍推進に優れた上場40社を「なでしこ銘柄」として選定

2015年3月19日 09:58

印刷

 経済産業省は18日、東京証券取引所と共同で、女性の活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」を選定した。

 「なでしこ銘柄」とは、東証一部上場企業の中から、業種ごとに、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性の登用など活躍推進を積極的に進めている企業として選定される。2016年度から開始され、3年目の今年度は選定枠が拡大され40社が選定された。

 女性の活躍推進は、ダイバーシティ経営を進める上での「試金石」として、企業のイノベーション促進、グローバルでの競争力強化に貢献すると考えられてる。「多様な人材を活かすマネジメント能力」や「環境変化へ適応するための自己変革力」があるという点で、「成長力のある企業」であるとも考えられる。

 東証一部上場企業を対象に、「女性のキャリア促進」と「仕事と家庭の両立サポート」の2つの側面からスコアリングが行われ、各業種上位企業のなかから財務面でのパフォーマンスもよい企業が選定される。

 40社は以下の通り(証券コード順)。大和ハウス、積水ハウス、カルビー、サントリー、東レ、大王製紙、花王、メック、中外製薬、JX、ブリヂストン、TOTO、ジェイ エフ イー、住友金属鉱山、LIXIL、小松製作所、ダイキン工業、日立製作所、東芝、川崎重工業、日産自動車、ニコン、トッパン、大阪ガス、東京急行電鉄、日本郵船、日本航空、KDDI、SCSK、丸紅、三井物産、ローソン、ユナイテッドアローズ、りそな、三井住友フィナンシャル、大和証券、第一生命、エヌ・ティ・ティ都市開発、ノバレーゼ、JPである。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事