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10-12月期の経常利益は過去最高、設備投資も7四半期連続増加=法人企業統計
財務省は2日、2014年10-12月期の法人企業統計調査結果(保険・金融業を除く資本金1000万円以上)を発表した。それによると、全産業の経常利益は、18兆651億円で前年同期比11.6%増となった。経常利益額は統計を比較できる1954年以降で最高である。また、設備投資額も9兆7,080億円で同2.8%増加。7四半期連続の増加となった。ただ、伸び率は前期の3.9%増から縮小した。
法人企業統計のうち全産業の売上高は340兆9,719億円で前年同期比2.4%増加した。業種別では、製造業が同0.1%の増加に対し、非製造業は3.4%増となった。
経常利益を業種別に見ると、製造業が同16.4%増に対し、非製造業は同8.3%増の小幅な伸びにとどまった。製造業の中では、はん用機械が同67.4%、鉄鋼が64.1%、情報通信機械が57.7%、電気機械が56.6%とそれぞれ大幅な伸びを見せた。
設備投資では、製造業が同8.0%の伸びとなったのに対し、非製造業は0.3%増にとどまった。国内総生産(GDP)改定値の算出基礎となるソフトウエアを除く全産業の設備投資額は、季節調整値で前期比0.6%増となた。7-9月期の3.0%増から縮小した。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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