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ユーロ・ドル続落の必然的背景
記事提供元:フィスコ
*13:28JST ユーロ・ドル続落の必然的背景
ユーロ・ドルは、1.11ドル台まで続落しており、パリティー(1ユーロ=1ドル)を射程に入れつつある。
テクニカル分析では、1.6040ドルを頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」が完成していることで、ユーロ導入後の安値0.8228ドルを目指す下落トレンドの途上にある。
ユーロ・ドル下落の背景としては、以下の通り。
1)欧米金融政策の乖離
FRBは、4月以降の利上げ開始を示唆している。
ECBは、今月から2016年9月までの資産購入を開始する。
2)欧米為替政策の乖離
ルー米財務長官及びフィッシャーFRB副議長は、ドル高は堅調な米国経済を反映したもの、として容認している。
ドラギ欧州中銀総裁は、デフレ回避のため、ユーロ安誘導を推進している。
3)ギリシャ債務問題 ⇒ デフォルトリスク
ギリシャに対する救援プログラムは、6月末まで4ヶ月間延長されたものの、金融支援は、トロイカによるギリシャ改革措置の検証が終る4月末が目処となっている。《MY》
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