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NYの視点:FOMC、利上げに向けた道筋は変わらず=FEDウォッチャー
記事提供元:フィスコ
*07:04JST NYの視点:FOMC、利上げに向けた道筋は変わらず=FEDウォッチャー
イエレンFRB議長が議会証言で利上げに慎重な姿勢を再確認したため市場の早期利上げ観測が後退した。しかし、イエレンFRB議長の議会証言で大きな政策変更が示唆されたわけではなく政策見通しは全く変更されていないことを多くのエコノミストが指摘。特に議長の、「FRBは異例な金融緩和を相当の期間維持している」「我々は金融政策でforward-looking将来を考慮しなければならない」との文言に焦点があたった。
米ウォールストリートジャーナル紙のFedウォッチャーのヒルゼンラス氏は次回3月の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文がイエレンFRB議長の議会証言の原稿とまったく同じ内容になるとの見解を示した。「辛抱強く」との文言にかわるフォワードガイダンスとして、「労働市場の状況の改善が続くならば、委員会はインフレが中期目標である2%に向けて上昇する「reasonably confidentそれなりの自信」が出たとき、指標にもとづきFF金利誘導目標を引きあげることが適切」のような文言が加えられるだろうと指摘した。「reasonably confidentそれなりの自信」の文言は12月FOMCの声明文で使用されている。
数人のメンバーが「6月までの利上げ開始を望む」と述べているが現状では明確ではないとの見方。しかし、6月会合までに、「インフレが目標に向けて上昇する」との自信がメンバー間で強まった場合には6月の利上げの可能性も十分にありうるとの見解を示した。《KO》
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