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シャープ、電子黒板に適した新しいタッチパネルシステムを開発
シャープは24日、複数の手書きペン(スタイラス)を用いて、色や太さの異なる文字や線を同時に入力できるタッチパネルシステムを開発したと発表した。電子黒板に適した新しい手書き入力を実現するシステムとして、早期の実用化を目指す。
シャープは、2012年12月に、多点入力を一括して検知処理できる独自の並列駆動方式を採用したタッチパネルシステムを開発した。最大50点の多点入力を同時に認識できるマルチタッチ操作となっている。今回、このタッチパネルシステムを制御するコントローラICのソフトウェアを改良するとともに、新たに開発した「アクティブ方式のスタイラス」にコントローラICと連携する回路を内蔵することで、タッチパネル上で個々のスタイラスを識別することを可能にした。
これにより、複数のスタイラスを使って色や太さの異なる文字や線を同時に手書き入力したり、特定のスタイラスで手書きした文字や線を選んで消去することができる。先生と複数の生徒が問いや答えを書き込むような学校や、会議や商談で使用する電子黒板に適した新しい手書きシステムとして提案する方針だ。
なお、この内容に関する論文が、2月22日からサンフランシスコで開催されている半導体技術の国際会議「ISSCC 2015」に採択された。
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