TPP「全力で交渉する」林農林水産大臣

2015年2月24日 15:52

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記事提供元:エコノミックニュース

 西川公也農林水産大臣の辞任に伴い、就任した林芳正農林水産大臣は記者会見で「改めて重責を担うことになり、身を引き締めて職務に取り組んでいきたい」と語った。林大臣は「農林水産業を若者にとって魅力ある成長産業にするため農林水産業の成長産業化、美しく活力ある農山漁村づくり」に「全力で邁進していきたい」と決意を示した。

 また「国会の途中なので、審議に切れ目が生じないようにしっかりとやっていきたい」と語った。

 また、TPPについて「衆参両院の農林水産委員会決議が守られたというふうに評価を頂けるよう、全力で交渉する」とした。

 決議では「麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について引き続き再生産可能となるよう除外又は再協議の対象とすること。10年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も含め認めないこと」や「残留農薬・食品添加物の基準、遺伝子組換え食品の表示義務、遺伝子組換え種子の規制、輸入原材料の原産地表示、BSEに係る牛肉の輸入措置等において、食の安全・安心及び食料の安定生産を損なわないこと」「国内の温暖化対策や木材自給率向上のための森林整備に不可欠な合板、製材の関税に最大限配慮すること」など8項目が挙げられている。(編集担当:森高龍二)

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