ロシアYandex、Googleに対し「独占禁止法違反である」として当局に調査を申し立てる

2015年2月23日 15:36

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ロシアの大手検索エンジン企業Yandexが、Googleは連邦独占禁止サービス(FAS)に反していると主張、当局に申し立てを行った。同社はGoogleがAndroidの支配的地位を乱用し、Android端末上での競合サービスの提供を妨げていると主張している(betanewsITproSlashdot)。

 Yandexは2014年11月から2015年1月にかけて、電子機器メーカー3社から「Android端末にYandexサービスをプリインストールしないようGoogleから制約を受けた」と聞かされ、今回の申し立てを決意したと説明している。また、AndroidではGoogleのエコシステムが強要されており独自のサービスをインストールすることは困難であるとして、Android OSとGoogle検索などの各種Googleサービスを切り離すことについて検討する必要性も指摘している。これはMicrosoftがWindowsとInternet Explorerのバンドリング時に直面してきた反トラスト訴訟の状況に近い。

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