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NYの視点:米12月JOLT、労働市場の順調な改善示す
*07:25JST NYの視点:米12月JOLT、労働市場の順調な改善示す
米労働省が発表した12月のJOLT求人件数は502.8万件と、2001年以降14年ぶりの高水準となり、1月雇用統計に続き雇用が順調に回復している証拠となった。今年初めの連邦公開市場委員会(FOMC)でメンバーは労働市場の状況が一段と改善しており、指標は労働資源の未活用が減少している傾向が続いていることを示していると指摘した。雇用は遅いペースながら完全雇用というFOMCの目標に一段と近づいており、年内の利上げ観測を支援する。
JOLTで、雇用市場のたるみ(slack)も危機前の水準にあと一歩というところまで改善したことが明らかになった。一方、イエレンFRB議長が得に重要視している退職率(Quits rate)は1.9%と、3か月連続の横ばいで危機前の2.1%を依然下回ったまま。退職率の上昇は労働者が雇用市場に対する楽観的な見方を強めた証拠となる。また、全9項目のうち、危機前の水準にまで戻した項目は3項目に限られた。
○イエレンFRB議長の雇用たるみダッシュボード
◎危機前に比べ状態が改善----危機前の水準と比較
12月解雇率(Layoffs/discharges rate):1.2%(11月1.2%)----1.4%(下回る)
1月雇用者数(Nonfarm payrolls):25.7万人(12月32.9万人)----16.18万人(上回る)
12月求人率(Job openings rate):3.5%(11月3.3%)----3%(上回る)
◎状態が危機前より依然悪い
1月失業率(Unemployment rate):5.7%(12月5.6%)----5%(上回る)
12月退職率(Quits rate):1.9%(11月1.9%)----2.1%(下回る)
1月広義の失業率(U-6):11.3%(12月11.2%)----8.8%(上回る)
12月採用率(Hires rate):3.7%(11月3.6%)----3.8%(下回る)
1月長期失業率(15週以上):47.1%(12月46.5% 、前年同月52.2%)----19.1%(上回る)
1月労働参加率:62.9%(12月62.7%)----66.1%(下回る)《KO》
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