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日立ハイテクノロジーズ、「組織活性度=ハピネス度」を計測するウエアラブルセンサを開発
日立ハイテクノロジーズは9日、人間行動データを取得、解析し、組織生産性に強く相関する「組織活性度=ハピネス度」を計測できる新ウエアラブルセンサを開発したと発表した。業務改善や生産性向上などを支援することができるという。
この新センサーは、日立が考案した「身体運動の特徴パターンから集団の幸福感を定量的に求める予測モデル」を活用した技術。人間行動データを取得し、個人の活性度を演算後、組織で集計・平均することで、「組織活性度」=「ハピネス度」として定量化を実現した。
新ウエアラブルセンサの液晶画面には、行動継続時間や個人の活性度トレンドが表示され、装着者はリアルタイムに個人の活性度を確認することができる。
また、日ごとの「組織活性度」の変動の推移は、クラウドサービス上で提供され、ウェブブラウザで確認することができ、さらに、この期間のユーザーの身体運動などセンサで取得されたデータの一部はウェブからダウンロードすることができる。
このデータをExcelなどで読み込むことで、組織生産性の向上に相関のある行動の抽出が可能となり、プロジェクトマネジメント、研究開発マネジメント、組織統合マネジメント、コールセンタ・物流センタ・流通店舗などのサービス業務の生産性向上、顧客満足度向上に活用することができるという。
同社は、コールセンタ2拠点で勤務する215人の従業員にウエアラブルセンサを29日間(延べ6,235人日、約60億点のデータを計測)装着してもらったところ、集団の「ハピネス度」が平均以上の場合(拠点・日)は平均以下の場合に比べ、日毎の受注率が34%高いことがわかったという。
なお、この技術については、2015年2月10日発行の『ハーバード・ビジネス・レビュー』3月号(日本語版、ダイヤモンド社)にて発表される予定だ。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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