ギリシャ「Default-Day」へのカウントダウン

2015年2月5日 13:35

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記事提供元:フィスコ


*13:35JST ギリシャ「Default-Day」へのカウントダウン
昨日、バルファキス・ギリシャ財務相とドラギ欧州中銀総裁と会談した後、欧州中央銀行(ECB)は、ギリシャ国債を担保として認める特例措置の解除を表明した。

バルファキス・ギリシャ財務相は、新政権樹立の時、1940年10月28日に連合国だったギリシャが、枢軸国であるイタリアとの戦い(第2次世界大戦)を始めた時の精神を喚起しており、ドラギ欧州中銀総裁(イタリア人)は、ギリシャの改革公約に対する新政権のコミットメントへの疑念を感じたのかもしれない。


2月28日にギリシャ救済プログラムの期限を迎えるが、D-Day(デフォルトDefault)に向けたカウントダウンが始まったのかもしれない。

2月11日:ギリシャ国債は適格担保では無くなる。

2月25日:ギリシャに残された緊急流動性支援(ELA)の期限を迎える。

本日、バルファキス・ギリシャ財務相は、ショイブレ独財務相と会談するが、市場の噂では、西ドイツが1921年に確定した債務の延長を認められた1953年の「ロンドン債務協定」を持ち出すのではないか、と警戒されている。ドイツが債務を完済できたのは、89年後の2010年だった。《MY》

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