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過去20年で不平等不均衡拡大と仏経済学者
記事提供元:エコノミックニュース
フランスの経済学者トマ・ピケティ教授は、民主党の岡田克也代表の「経済成長と同時に、その成果の再分配の在り方にも着目しなければならない」との意見に「岡田代表が言ったことはまったくその通り。日本でも過去20年間で不平等・不均衡が拡大してきたと思っている」と再分配の在り方の偏りが格差拡大を起こしているとの認識を示した。
岡田代表は会談で「安倍総理は成長すればいい影響が全国民にしたたり落ちてくるという考えだ」とし、民主党はそうではなく「成長と同時に再分配をしなければいけないと考えている。民主党と安倍自民党政権との最大の議論のテーマだ」と提起した。
岡田代表は前日の記者会見でも格差拡大の問題を取り上げ「安倍総理は格差が拡大している事実すら認めていないのではないか」と問題を指摘。
また「成長戦略が民主党にはないというレッテル貼りをしようと(衆院予算委員会で)していたが、成長戦略を初めて作ったのは民主党政権。安倍政権の成長戦略と共通する部分もかなりある。私たちは成長戦略・規制改革は重要ということを前提に、分配の問題もそれと同等以上に重要であると主張している。安倍政権にはそれが欠けているのではないか」と提起していた。(編集担当:森高龍二)
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