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14年の国内ペットビジネス市場、前年比0.8%増の1兆4412億円=矢野経済研究所
ペット関連総市場規模の推移と予測を示す図 (矢野経済研究所の発表資料より)[写真拡大]
矢野経済研究所は、国内のペットビジネスの調査を実施し、23日にその結果を発表した。
それによると、2013年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比0.8%増の1兆4,288億円であった。引き続き、ペット保険や動物病院などのサービス関連産業が好調に推移しており、市場拡大の牽引役となっている。2014年度は増税後に駆け込み需要の反動減が見られたものの回復は予想よりも早く、また、サービス関連が好調に推移したことにより、前年度比0.9%増の1兆4,412億円の見込みである。
2013年度のペットフード市場規模は、小売金額ベースで前年度比1.0%増の4,476億円であった。引き続きキャットフードが牽引役となり市場が拡大しているという。ペットの食事に対する安心・安全と健康管理への関心の高まりにより、ドッグ・キャットフードともにプレミアムフードを中心に旺盛な需要に支えられているとした。また飼い主の国産品志向とともに、円安進行などの影響でメーカーの国内生産への動きも見られるという。
また、ペット用品のなかでも、ペット用おむつが近年の需要拡大により拡大基調にあるという。これまでは、介護用や幼齢期用という位置付けが強かったが、ここに来てマナーの観点からペット用おむつに対するニーズが高まっている。今後も、老齢化するペットの介助目的のみならず、室内・外出時のマナーの観点から使用機会が広がることが予想されるとともに、更なる認知向上を図ることで、今後ますます利用する飼い主は増えると予想している。
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