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新たな二次元状物質、黒リンの大量生産に道
記事提供元:スラド
phyn 曰く、 二次元状物質である黒リン薄膜の成長方法を、トリニティ大学のグループが発見したと発表した(論文要旨、GIGAZINE)
二次元状物質としてはグラフェンが有名だが、グラフェンは基本的にギャップレス半導体であるため、半導体用途では使いづらいという問題があった。 最近になってグラフェンの研究が停滞してきて、同じく二次元状物質である二硫化モリブデンや黒リンが注目されていたが、良質な成膜方法としてスコッチテープ法に頼らなければならず、これらの物質群の新たな成膜方法が求められていた。
今回の件の方法は、N-シクロヘキシル-2-ピロリドンという溶液中での液相成長超音波劈開法である。論文の画像を見る限り、テラス内の原子平坦性は良好であるが、単一テラスとはなっておらず、液相成長には付き物のの層数制御が課題として残る。
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