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新成人、「日本の未来は明るい」34%、昨年から10ポイント減
今年(2015年)、成人式を迎える新成人のうち、日本の未来を「明るいと思う(明るいと思う+どちらかといえば明るいと思う)」と回答した人は34%と、昨年から10ポイント減少したことが、マクロミルの調査で分かった。一方、「日本の未来は暗い(暗いと思う+どちらかといえば暗いと思う)」は65.6%で、こちらは昨年より10ポイント増加した。増税による消費の低迷や相次ぐ自然災害などに、日本の将来不安を重ねあわせた若者が多かったのかもしれない。
調査はマクロミルが、全国の新成人を対象に2008年から実施しており、今回で8 回目となる。方法はインターネットリサーチ。期間は2014年12月9日から10日で、有効回答数は500人。
“日本の未来は明るい”と思う理由を尋ねると、「東京オリンピックが開催されるから」「景気が良くなっているから」「日本には技術力があるから」などのコメントが多く寄せられた。一方“日本の未来は暗い”と思う理由では、「少子高齢化が進んでいるから」「政治が良くないから」「国の借金が膨らんでいるから」などが挙げられている。
国の将来には不安を抱く新成人だが、「自分の未来」については「明るい(明るいと思う+どちらかといえば、明るいと思う)」との回答が68%と7割を占め、昨年から5ポイント上昇した。“自分の未来は明るい”と思う理由では、「目標に向かって頑張っているから」「資格を取得するから」などのコメントが多かった。一方“自分の未来は暗い”と思う理由では、「就職できるか心配だから」「景気が良くないから」「先が見えないから」などが目立った。
さらに、自分たちの世代が日本を変えてゆきたいと思うか尋ねたところ、「そう思う(そう思う+ややそう思う)」が68%にのぼった。具体的には「少子高齢化社会をなんとかしたい」という意見が非常に多く、その他は「暮らしやすい国にしたい」「活気のある国にしたい」といった意見も寄せられた。日本の将来には不安を抱きつつも、自分たちの可能性をある程度は信じている。そんな新成人像が浮かび上がる。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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