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中国政府が「受話器マーク」の著作権行使を狙っている?
記事提供元:スラド
さまざまな場所で使われている電話機の「受話器」マークだが、このマークは著作物として登録・保護されているそうだ。この受話器マークの著作権の一部を中国が取得し、行使しようとしているという(新潮社フォーサイトの記事)。
この受話器マークの著作権はかつてとある日本人が所有しており、その著作権者は2010年にJRやNTT、携帯電話メーカーといった多くの企業を著作権違反として訴えた。これらについては「これら企業が使っているマークは著作物として登録されているもののデッドコピーではなく、著作権侵害には当たらない」との判断ですべて原告の敗訴という判断が下されているが(NETIB-NEWS)、その後この著作権の2分の1がとある中国人に譲渡されていたという。
2013年にはこの受話器マークの著作権にサムスンが興味を示しているという話もあったが、先の記事によるとその話は破談になり、代わりに中国がこれを購入した模様。
2010年の裁判では受話器マークの翻案権については何も判断されなかったのだが、これに中国が目を付けたという。この著作権を購入した人物は中国政府と結びつきの強い弁護士で、これを使ってAppleから損害賠償を得ることを狙っているそうだ。また、記事ではこれを使って日本企業を訴える可能性についても触れられている。
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