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JFEエンジ、愛知県豊橋市から日本初の複合バイオマス発電事業を受注
JFEエンジニアリングは25日、同社が代表を務める特別目的会社の豊橋バイオウィルが、愛知県豊橋市から「バイオ資源利活用施設整備・運営事業」を受注し、大規模複合バイオマスエネルギー化施設を建設すると発表した。契約金額は約148億円で、2037年9月30日までの工期で行われる。
建設される施設は、生ゴミ、下水の汚泥、し尿を合わせてメタン発酵させ、生成されたメタンガスを燃料として発電を行うもの。さらに、メタン発酵時に発生した残りかすを炭化し、燃料として活用する。生ゴミ、下水の汚泥、し尿を合わせて処理するシステムは日本で初めてだという。これにより、廃棄物処理時のコストが低減でき、エネルギーの有効活用ができるとしている。
なお、この事業は、民間企業が自治体の事業を展開する、プライベート・ファイナンス・イニシアティブ(PFI)事業として受注されており、豊橋バイオウィルは、20年間、施設の維持管理や運営を行うとしている。また、発電した電力は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を使って販売するという。
同社では、今後、急速な都市化による電源不足や廃棄物の処理が課題となっている東南アジアでも展開していくことにしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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