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高校生の5割、「ネットの情報、正しさ確認する方法わからない」
今や高校生の9割、中学3年生の半数がスマホを使っている。従来の携帯電話とは異なり、「手のひらサイズのパソコン」ともいわれるスマートフォン。デジタルネイティブ世代の中高生たちは、自分専用のスマホを使いこなし、日々、大量の情報コンテンツに触れている。一方で、多くの中高生は、インターネット上にあふれる情報の正しさを「確認する方法が分からない」と考えていることが、ベネッセの調査で分かった。
調査はベネッセ総合教育研究所が今年2~3月、全国の中学1年生~高校2年生を対象に実施。学校を通して質問紙を配布し、合計9468人の中高生から回答を得た。
自分専用の「スマートフォン」を持つ割合は、中1で24.5%だが、高1では9割近くに達する。また、インターネットにアクセスする時に使用しているデバイスを尋ねたところ、中学生では「パソコン」が5割程度で最も多いが、高校生になると「スマートフォン」が増加し8割を超え、その他のデバイスの利用率が下がる。高校生では、「スマートフォンのみ」が42.5%、「スマートフォン+パソコン」の組合せが25.2%と、この2つのパターンでおよそ7割に達した。
サイトの利用率が高いのは、「動画サイト(You Tubeなど)を見る」「情報を検索して、見る・読む」で、いずれも9割を超えた。「ほぼ毎日」する割合では、「LINEなどのチャットをする」が高く、中学生で45.7%、高校生では67.3%と、高校生で大きく増える傾向にある。同様に「Twitter」も、高校生では40.7%と高くなっている。中高生の多くはスマホで、動画サイトを見たり、検索してヒットしたコンテンツを読んだり、見たりしているようだ。
一方で、「インターネットで調べた情報は、いつ誰が出したものか確認している」のは中学生で約4分の1、高校生で約3割にとどまった。「インターネット上の情報について、正しさを確認する方法がわからない」と答えた割合は、中学生で約3分の1、高校生では5割にのぼっている。さらに、「インターネットで調べた情報を作文やレポートにそのまま使うことがある」も、中高生の約3分の1が肯定しており、10代の「ネットリテラシー」が、使用実態に追い付いていない様子も伺える。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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