【中国の視点】中国がロシアに救いの手か?デフォルトは一国の問題にとどまらず

2014年12月18日 08:17

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記事提供元:フィスコ


*08:19JST 【中国の視点】中国がロシアに救いの手か?デフォルトは一国の問題にとどまらず
ロシア通貨ルーブルと原油安の同時進行を受け、同国が来年にもデフォルト(債務不履行)に陥るとの見方が広がっている。ロシア中央銀行は16日朝、主要政策金利を10.5%から17.0%への引き上げに踏み切ったが、ルーブル安を食い止められなかった。

一方、仮にロシアがデフォルトに陥った場合、中国などロシアと緊密な貿易関係を持っている国々が深刻な打撃を受けるほか、ルーブルの急落がインドネシアやブラジルなど新興国の通貨にも深刻な影響を与えると警戒されている。また、一段の原油安が資源輸入国にとってコスト削減につながるものの、世界経済の低迷に伴う輸出の大幅減少が避けられないと警告された。

中国の専門家は、中ロ関係は経済範疇を超えており、欧米との駆け引きなど外交面においてロシアの存在が不可欠だと強調。また、中国がロシアをサポートする力を持っており、ロシアからの要請あれば、中国が前向きに検討する可能性が高いとみている。中国は現在、ロシアを見守っている状態で、ロシアの崩壊を望んでいないと強調した。《ZN》

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