ルノー・日産アライアンスとアフトワズ、ロシアに合同購買組織を設立

2014年12月16日 12:43

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 ルノー・日産アライアンスとロシアの自動車大手アフトワズは15日、ロシアにおける各社の購買活動を合同購買組織「アフトワズ・ルノー・ニッサン パーチェシングオーガニゼーション(ARNPO: AVTOVAZ-Renault-Nissan Purchasing Organization)」として統合し、2015年1月に発足すると発表した。

 ARNPOは、ルノー・ニッサン パーチェシングオーガニゼーション(RNPO)の国際基準に基づき、ロシアにおける3社の購買活動を統合した合同購買組織である。2001年に設立したRNPOは、ルノー、日産両社がグローバルに行うすべての購買活動を管理している。

 今回、ロシアにおける3社の共同プロジェクトに関連する購買活動を統合するにあたり、RNPOとアフトワズが2013年9月に設立した共同購買組織(Common Purchasing Organization:CPO)は、RNPOの子会社となる。RNPOは、アフトワズが保有するCPOの残り49%の株式を買い取り、同組織への出資率を99%まで引き上げる予定だ。

 2015年1月より、CPOはアフトワズ・ルノー・ニッサンパーチェシングオーガニゼーション(ARNPO)へと名称を変更し、ロシアにおける3社の各購買部門を統合する。

 ルノー・日産アライアンスとアフトワズは、ルノー、日産、アフトワズの購買量を併せることで、ARNPOがロシア自動車業界で最大のバイヤーとなり、アフトワズのグローバルな自動車産業への参入を促進させるとしている。

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