【木村隆の相場展望】昨年大納会の高値更、その後の調整の動きがオーバーラップ

2014年12月7日 18:45

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

(12月8~12日)

 ついに日経平均先物は1万8000円をクリアーしてきた。5日夜のオーバーナイトの取引で、1万8070円まで上昇した。合わせて5日のニューヨーク為替市場でも、円は1ドル121円40~50銭まで上昇した。

 日本株、為替ともに人気が沸騰している。ニューヨーク株式は1万7958円に止まり、日経平均がついニューヨーク株式を逆転した。10月中旬には1万4500円どころと、ニューヨーク株式に大きく水を開けられていただけに、ここにきての一気の逆転劇は驚くばかりである。

 部色はトヨタ自動車 <7203> をはじめとする輸出関連株が買われる一方、大林組 <1802> をはじめとした、内需関連株が安い。為替の動向を絡めると輸出関連株指向の流れは当然のことだろう。

 しかし円が果たしてここからなおも強調展開が続くだろうか。市場の目標値達成感は強いし、円安のピッチが速すぎる。日経平均も市場の目標値は1万8000円をクリアーしてきた。目標値を置き換えた時、相場は高値を示現することが多い。思い起こすのは昨年の大納会に高値を更新、一転今年に入って一貫した整理を余儀なくされた姿なのだが、どうだろう。(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】CRI・ミドルウエアは2800を超えるゲームに採用され業績好調、新規上場で高人気(2014/11/30)
【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】TOWAの今期1株利益72円はさらに上振れの可能性(2014/11/28)
【今日の言葉】中東からのひと足早いクリスマスプレゼント(2014/11/28)
【狙い場・買い場】ホロンはミニGC示現、LED関連で2ケタ増益(2014/11/28)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事