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円安の影響でアイスクリーム値上げ
*15:12JST 円安の影響でアイスクリーム値上げ
森永製菓<2201>は11日、アイスクリームの主力商品7品を来年3月出荷分から値上げすると発表した。希望小売価格(税別)で10~30円アップする。値上げは2008年3月以来7年ぶり。
主原材料である乳製品やチョコレート、包装資材の価格が高騰している上、円安が進んだためという。
「チョコモナカジャンボ」や「ビスケットサンド」など4品目は10円値上げし130円に、「マリービスケットサンドアイス」や「パリパリバー(バニラ)」など箱入りの3品目は30円値上げし330円にする。「チーズスティック」については、税別価格は130円に据え置き、容量を71mlから63mlと8ml減らして実質的な値上げをする。
同じく江崎グリコ<2206>やロッテアイスも3月1日出荷分から値上げすると発表している。 江崎グリコも2008年3月以来7年ぶりの値上げとなる。値上げの対象は23ブランド35品目。「ジャイアントコーン」「パピコ」「パナップ」「アイスの実」「牧場しぼり」などは10円値上げし130円に、「バニラティエ(シリーズ)」「チョコアラモード」などのファミリーパックは30円値上げして330円に、「パピコ」「パナップ」「ジャイアントコーン」などのマルチパックは40円値上げして420円にする。
ロッテアイスは税別で「爽」「クーリッシュ」などは10円値上げし130円に、「爽 マルチ バニラ」「モナ王 マルチ バニラ」などは30円値上げし330円に、「ガーナ マルチ チョコレートアイスバー」などは40円値上げし420円にする。
子どものおやつとしては10~40円の値上がりとしてもお小遣いを直撃しそうだ。
円安で飼料価格や電気代といったコストが増えており、酪農家が減少し原料となる生乳の生産量が減っている。乳製品の価格高騰の原因となる生乳不足は、バターや生クリームの在庫不足や価格高騰にも影響を及ぼしている。今年のクリスマスケーキも値上げは避けられないと見られ、今冬から子ども達の楽しみが少し小さくなってしまうかもしれない。
酪農家の減少はすぐに解消できるものではないため、メーカーにとっても消費者にとってもしばらく厳しい状況が続きそうだ。《YU》
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